うさぎは犬猫に比べて飼育情報が少なく、間違った知識で飼育される例が後を絶ちません。本記事では、これからうさぎを迎える方が必ず知っておくべき基礎知識を、優先度順に解説します。
1. 住環境:ケージは大きく、温度管理は厳密に
「うさぎは小さなケージで飼える」というのは大きな誤解です。
- ケージサイズ:最低でも幅80cm以上。うさぎが体を伸ばして寝られる広さが必要
- 床材:金網は足底皮膚炎(ソアホック)の原因。スノコや布マットを敷く
- 温度:18〜24℃をキープ。28℃以上で熱中症リスク、10℃以下で低体温
- 運動:1日1〜2時間、ケージから出して部屋で運動させる「へやんぽ」が理想
2. 餌:「主食はチモシー」これだけは絶対
うさぎの餌の基本は 牧草(チモシー)8割、ペレット1割、野菜・果物1割 です。
チモシー(牧草)
食べ放題で常に与えます。1番刈り(硬め)が歯の伸びすぎ予防に最適。柔らかすぎる2番刈り・3番刈りは肥満や歯のトラブルの原因になります。
ペレット
体重の1.5〜3%程度を1日2回に分けて。与えすぎると牧草を食べなくなり、消化器のトラブルを招きます。
野菜・果物
小松菜・サニーレタス・大葉などはOK。NGなのはネギ類・玉ねぎ・じゃがいも・アボカド・チョコレート。果物は糖分が多いので少量に。
3. 健康管理:「うっ滞」と「不正咬合」に注意
消化器うっ滞
うさぎ最大の死因。食欲が落ち、便が小さくなったら24時間以内に動物病院へ。原因は、ストレス・水分不足・繊維不足・痛み・暑さなど様々です。
不正咬合
歯が伸びすぎて噛み合わなくなる病気。チモシー(硬めの牧草)をしっかり食べさせることが最大の予防策です。
4. 触れ合い:抱っこは慎重に
うさぎの骨は犬猫より遥かに脆く、暴れて落とすと骨折・脊椎損傷の重大事故に。慣れるまで無理な抱っこは避け、床に座って撫でる程度から始めましょう。
5. 動物病院:エキゾチック対応の病院を事前に探す
うさぎを診られる獣医師は犬猫に比べて少なく、お迎え前に「うさぎ対応可」の病院をリストアップしておくことが必須です。緊急時の備えで命が救えます。
うさぎは見た目以上に手間がかかる動物です。「ケージで飼える小動物」ではなく「犬猫と同等の責任を必要とするパートナー」という認識でお迎えしてください。
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