「いつも完食する子が、急に食べなくなった」これは飼い主さんが最も不安になる症状の一つです。猫は犬よりも絶食に弱く、長時間食べないと「肝リピドーシス」という命に関わる病気のリスクが高まります。

まず:何時間食べていないか確認

絶食時間によって緊急度が変わります。

  • 24時間以内:様子見でOKなことが多い
  • 24〜48時間:動物病院に相談、要観察
  • 48時間以上:すぐに病院へ

特に肥満気味の猫は危険度が上がるため、判断を早めにしましょう。

チェック1:水は飲んでいるか

水も飲まない場合は緊急度が高いです。ご飯だけ食べないなら、まずは原因探りから始められます。

チェック2:ぐったりしていないか

遊ばない、隠れる、呼んでも反応が薄いなど、活動量の低下があれば病気の可能性が高くなります。

チェック3:嘔吐・下痢はないか

消化器系の不調、誤食、ウイルス感染など様々な原因が考えられます。便や吐瀉物の写真を撮っておくと診察に役立ちます。

チェック4:口の中をのぞいてみる

口内炎、歯肉炎、歯石、口腔内腫瘍などがあると、食欲はあっても痛くて食べられないことがあります。よだれが増えている、口を気にする仕草も要注意です。

チェック5:フードが変わっていないか

同じ袋でも製造ロットで微妙に風味が変わることがあります。封を開けて長期間経過した場合も、酸化により猫が嫌うことがあります。

チェック6:環境の変化があったか

引っ越し、新しいペット、来客、模様替えなど、猫はストレスに非常に敏感です。環境の変化があった場合は、3〜5日様子を見つつ落ち着く時間を作りましょう。

チェック7:去勢・避妊後の体重管理

手術後にフードを変えた直後は食欲が落ちることもあります。徐々に切り替える「フェードイン」が基本です。

食欲を取り戻す工夫

  • ウェットフードを温める(電子レンジ10秒程度)— 香りが立って食欲を刺激
  • 少量を1日4〜5回に分ける
  • 静かで落ち着ける場所に食器を移動
  • 違うブランド・違うフレーバーを試す
子猫・シニア猫・持病のある猫は、健康な成猫より絶食リスクが高いです。判断に迷ったら早めに動物病院へ。