小さな子猫が指にじゃれつく姿はかわいく見えます。でも、その遊び方が続くと、大きくなってからも手や足が追いかける対象になってしまいます。叱って止めるより、「何を追ってよいか」が分かる遊びへ、家族全員で切り替えていきましょう。

手とおもちゃの役割をそろえる

手はフードを用意したり、猫が受け入れる触れ合いをしたりするもの。追う、つかむ、蹴る動きはおもちゃへ向けます。指を小刻みに動かす、布団の下の足を獲物のように見せる、手袋をして格闘する遊びはやめましょう。一人が止めても、別の家族が同じ遊びを続けると猫には違いが伝わりません。

ルールは「手で戦わない」「猫が離れたら追わない」「遊ぶ前に道具を出す」のように短くすると共有しやすくなります。来客や子どもにも、実際に使うおもちゃを見せながら伝えます。

噛む前に、手から離れた対象を用意する

竿の先で動くおもちゃなら、猫と手の距離を取りながら遊べます。つかんで後ろ足で蹴るのが好きな猫には、丈夫で飲み込めない大きさの蹴りぐるみを用意する方法もあります。ひもや小さな部品をかじる子には、その構造のおもちゃを使わないでください。じゃらしは見守れる時だけ使い、終わったら猫が取り出せない場所へしまいます。

飛びつく場面を先回りして見つける

「夕方、廊下を歩く時」「ソファで手を下げた時」など、飛びつく場面には偏りがあるかもしれません。時刻、直前の出来事、耳やしっぽの動きを簡単に控えます。よく起こる場面の前に、手足から離れた位置でおもちゃ遊びを用意してみましょう。これは、噛まれた直後に毎回遊びを始めることとは分けて考えます。

興奮が強くなったら、手を振って相手を続けず、触れ合いを区切って安全に距離を取ります。体を押さえつける、たたく、追いかける対応は恐怖を増やすおそれがあります。

急な変化は遊びの問題と決めつけない

以前は平気だった場所を触ると噛む、抱こうとした時だけ怒る、食欲や歩き方も変わった。こうした時は痛みや病気が関わる可能性があるため、獣医師に相談してください。対応を変えても家族がけがをする、子どもとの接触を避けられない場合も早めに相談します。猫の行動を見せようとして、わざと噛ませる動画を撮る必要はありません。

参考資料

資料確認日:2026年9月12日。家庭での記録例や配置例は、資料を踏まえてPetter編集部が整理したものです。