友人が来ると、猫は別の部屋へ隠れてしまう。「かわいいから会ってほしい」と思っても、猫にとっては知らない人の声や動きが負担になることがあります。来客の日の目標を、全員と触れ合うことではなく、猫が落ち着いて過ごせることに置いてみましょう。
使い慣れた場所を休息の拠点に
来客前に、静かな場所へ寝床や隠れ箱を用意します。長く過ごす可能性があれば、水やトイレなど必要な物も使えるようにし、食事場所とトイレは離します。当日初めて知らない部屋へ移すより、普段から入れる落ち着いた部屋を選ぶと準備しやすくなります。窓、収納の隙間、落ちる物なども確認しましょう。
猫が隠れている時は、写真のために箱を動かしたり、手を入れて引き出したりしません。猫が休む場所は、訪問者が立ち入らない場所として家族で扱います。
玄関と部屋の開閉を、担当者に任せる
来客時は玄関が開く回数が増えるので、猫の位置を確認する担当を決めておくと動きやすくなります。必要に応じて、外へ通じる動線と猫の休む場所を扉で分けます。猫が知らない人と対面する場面では、怖くなったら人から離れて隠れられる道を残してください。
ドアのメモは「猫が休んでいます。開ける前に家族へ声をかけてください」と具体的にします。閉めた部屋に放置するのではなく、家族が静かに様子と室温、水を確認できる段取りにします。
猫が出てきても、集まって囲まない
訪問者には、静かに座り、猫から近づくのを待ってもらいます。いきなり抱く、後を追う、大きな声で呼ぶことは避けます。会うなら一人ずつ、猫の反応を見ながらにしましょう。なでてもらうことだけが交流ではなく、離れた所で眺めるだけでも十分です。
子どもがいる時は、大人が同じ場所で見守ります。寝ている、食べている、排泄している猫には触らないこと、逃げたら追わないことを先に伝えます。猫が顔を背ける、耳を伏せる、しっぽを強く振るといった変化を見せたら、接触を区切ります。
帰った後は、普段の様子へ戻れるか確認
来客後も、猫を呼び出して確かめるより、静かな環境に戻して食事やトイレの様子を見ます。「玄関の出入りで隠れた」「大人一人なら居間にいた」などを控えると、次回の人数や場所を考えやすくなります。食欲や排泄の変化、強い緊張が続く時は、性格だけの問題と決めず獣医師へ相談しましょう。
参考資料
資料確認日:2026年9月12日。家庭での記録例や配置例は、資料を踏まえてPetter編集部が整理したものです。
