フォージングとは、食べ物を探して手に入れる行動です。鳥の暮らしに取り入れる時は、いきなり難しいおもちゃにごはんを隠す必要はありません。いつもの食事が取れていることを確かめながら、「見つかった、食べられた」という経験を増やしていきましょう。

食事を隠す前に、その子の得意を見る

RSPCAの解説では、食べ物を探したり、物を動かして取り出したりする機会を作ることが紹介されています。ただし、鳥種や体の大きさ、経験によって使いやすい方法は違います。くちばしで紙を触るのが好きな子と、床で探すことを好む子を同じ方法に当てはめないことが大切です。

導入前に、普段の食事量と食べ方を確認します。食欲が落ちている、病気の治療中、体重が不安定な時は、遊びの変更より先に獣医師へ相談してください。

最初は食べ物が見える形で

  1. いつもの食事を確保したうえで、一部を練習用に取り分ける。
  2. 見慣れた場所の安全な器などに、見える状態で置く。
  3. 自分で近づき、食べられることを確認する。
  4. 慣れたら、簡単に動かせる紙などを少し添える。
  5. 取り出せない時はすぐ簡単な形へ戻す。

空腹にして挑戦させたり、普段の餌入れを急に撤去したりしません。段階を上げる基準は、何日たったかではなく、本人が落ち着いて取り出せるかです。最初から密封した箱に全量を入れるような方法は避けてください。

材料は飲み込みと絡まりを考える

小さな部品、ほどけた糸、鋭い金属、材質が分からない塗装や接着剤を使った物は避けます。RSPCA Australiaは、鳥用として売られている物でも、安全確認が必要だと説明しています。破片を飲み込む、足や首が絡まる、隙間に挟まる可能性を点検しましょう。

手作りするなら、最初は材料を増やさず構造の簡単なものにします。使い始めは見守り、かじって壊れた部分や汚れた食べ物は取り除きます。壊して遊ぶことと、壊れた材料を食べてしまうことは分けて見てください。

成功より、食事と体調を記録する

家庭用の記録例は「器に見える状態なら食べた」「紙を添えたら離れた」「食べ残しが増えた」です。課題を解けたかだけでなく、実際に食べた様子や体重の推移も確認します。体重測定の方法は、その子を怖がらせないやり方を病院で教わると安心です。

食事量が減る、体重が予想外に落ちる、普段より元気がない時は練習を中止し、通常の食べやすい形へ戻して速やかに病院へ相談します。くちばしを開けて苦しそうに呼吸する、床で動かないなどの急変は、遊びの工夫で対応せずすぐ受診相談をしてください。

参考資料

資料確認日:2026年9月12日。家庭での手順例は、上記資料を踏まえてPetter編集部が構成しています。