病院から戻った猫を、いつも一緒に寝ている猫が突然威嚇する。驚く出来事ですが、その一度で「仲が悪くなった」と決める必要はありません。通院後の再会は、帰ってきた猫の休息と、待っていた猫の落ち着きを両方守りながら進めます。
においと見た目の変化を考える
病院で付いたにおい、包帯、剃られた毛、エリザベスカラーなどに、同居猫が戸惑うことがあります。帰宅した猫自身も疲れや治療の影響で、普段と違う反応をするかもしれません。玄関ですぐキャリーを開けて対面させず、まず落ち着ける室内へ運びます。暑い車内や換気の悪い場所で待たせないでください。
帰る前に休める部屋を準備する
退院や通院の予定が分かったら、静かな部屋に使い慣れた寝床とトイレを用意します。水や食事の再開、段差、運動の制限は病院の指示を優先してください。家族には「帰宅直後はドアを開けず、ほかの猫を入れない」と共有します。
キャリーを開けた後は、自分から出られるようにします。隠れた猫を引き出したり、同居猫に見せるため抱き上げたりしません。処置後の注意事項と、夜間の連絡先もこの部屋の近くに控えておくと、世話の交代時に役立ちます。
顔を合わせる前に、慣れたにおいを
感染症などで隔離の指示がある場合は、寝具の交換も含め病院の指示を優先します。互いが落ち着いて過ごしていれば、各猫が使っていた寝具などを交換し、相手のにおいに触れる機会を作れます。布を押し付ける必要はありません。においをかいで離れるだけでも、そこで区切って構いません。唸る、逃げる、身構える様子があれば、顔を合わせる段階へ急がないようにします。
猫の体に香水や消臭剤を付けてにおいをそろえる方法は避けます。体を洗うことも、処置部位や体調への配慮が必要なので、病院の指示なく行わないでください。
何時間たったかより、両方の様子を見る
再会は病院の助言と両方の反応を見ながら、短く見守れる場面から始めます。一方がじっと見張る、道をふさぐ、追う、隠れて出られない時は距離を戻します。「慣れるまでけんかさせる」対応はしません。日付と、どの場面で緊張したかを控えると相談に役立ちます。緊張が続く、食事や排泄に影響する、けがや痛みが疑われる場合は獣医師へ連絡しましょう。
参考資料
資料確認日:2026年9月12日。家庭での記録例や配置例は、資料を踏まえてPetter編集部が整理したものです。
