二匹が同じ家にいることと、二匹とも安心して暮らせていることは同じではありません。モルモットは仲間との関係が大切な動物ですが、休む時や怖い時に離れられる場所も必要です。今日は「全員が食べられるか、隠れられるか」という視点で住まいを見てみましょう。

仲間は同じ種類の、相性の合う相手を

RSPCAは、獣医師などから別の指示がない限り、相性の良いモルモット同士で暮らすことを勧めています。うさぎを代わりの仲間として同居させることは勧められていません。性別の見間違いや望まない繁殖を避けるため、新しい子を迎える前に性別や健康状態、組み合わせを相談します。

新入りをそのまま先住の生活場所へ入れて「自然に仲良くなる」と任せるのは避けましょう。導入方法や健康確認に必要な期間は、保護団体やモルモットを診る獣医師と決めてください。

隠れ家へ行く道をふさがない

RSPCAの行動ガイドは、安全な隠れ場所にいつでも入れることを重視しています。隠れ家の数だけでなく、入り口を別の子がふさいでいないか、出た先で追い詰められないかも見ます。全員が休める場所と、離れて過ごせる選択肢を用意しましょう。

家庭での配置例として、隠れ家を一列に密着させるのではなく、間に移動できる通路を残します。出入り口が複数あるものも選択肢になりますが、体が通れること、鋭い縁や挟まる隙間がないことを確認します。追いかけられた子が行き止まりになる配置は見直してください。

食事の時間に一匹ずつ観察する

静かな日でも、片方だけが牧草や水を使えていないことがあります。器が空になったかではなく、それぞれが近づいて食べているかを見ます。食事や休息の場所を分散させる時は、変更前後を簡単な図にすると家族と共有できます。

  • 誰がどの隠れ家をよく使っているか。
  • どちらかが来ると食事をやめて離れていないか。
  • 入口で待ち続ける、追い回す、傷がある様子はないか。
  • それぞれの食べ方や体重に変化がないか。

けんかを我慢させない

「上下関係を決めているだけ」と考えて、攻撃やけがを放置しないでください。激しい争いが起きたら、素手を間に入れず安全を確保し、仕切りなどで接触を止めます。傷や出血、食欲低下があれば速やかに病院へ連絡します。

相談時には「相性が悪い」だけでなく、「夕食の時に右の隠れ家へ追い込む」のように場面を伝えます。動画は安全に撮れる時だけで十分です。撮影のために争いを続けさせず、必要な分離や住環境の調整を相談しましょう。

参考資料

資料確認日:2026年9月12日。家庭での手順例は、上記資料を踏まえてPetter編集部が構成しています。